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INTERVIEW

『結成20周年三部作連載インタビュー』スタート!!

十数年に一度という大寒波に見舞われて、全国各地で大荒れの様子ですが皆さんいかがお過ごしですか?

雪の事故やケガには十分にお気をつけ下さいね。

そんな日本中が寒さに震える中、あと1ヶ月に迫った「BEGINS AT . . .」リリースにあわせて、全8回に渡るインタビュー連載をスタートします。

結成20周年三部作の意味やCURIOならではの音楽論、これからのCURIO・・・等々について3人がじっくり、そしてほのぼの語りますのでぜひぜひお読み下さい!!

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第1回:結成20周年を迎えて

(取材・文/西廣智一)

 

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──CURIO結成から20年。そんなに経ったんだと、正直驚きました。だって20年経てば、生まれた子供が成人式を迎えますからね。

 

NOB そう考えると、確かに20年って長いですよね。

 

──2003年に解散して10年ほど空白期間がありましたが、その間も皆さんそれぞれ音楽活動をしていたわけで。この20年は皆さんにとってすごく長く感じますか? それともあっという間でしたか?

 

NOB 振り返ればあっという間ですけど……。

 

AJ これから20年って考えると長いよね、みんな60過ぎるわけだし(笑)。

 

BRITAIN 恐ろしい(笑)。でも結成した頃のことを考えたら、今の年齢までCURIOでライブをやって、「ひまわり」を演奏してるっていうことは想像できなかったな。僕は今45歳なんですけど、それは昨年の20周年ライブをやりながらちょっと考えました。

 

AJ それは45歳になったらもうバンドをやってないと思ってたってこと?

 

BRITAIN そうね。僕は40ぐらいで井の頭公園で弾き語りをやる予定でしたし。

 

NOB それはいつでもできるじゃん(笑)。

 

AJ 20年か……うん、やっぱりあっという間でしたね。

 

NOB 遠い昔のようであり、でもつい昨日のことのようにも思える不思議な感覚なんですよね。たぶんこういうことって経験しないと本当に分からないというか。あの頃に今のこういう状態ってまったく想像つかなかったしね。何かしら音楽は絶対にやってるとは思ってたんですけど、また今こういう形でCURIOをやっていることは非常に感慨深いです。特に一回離れてるだけに、またこうやってみんな集まってできてるのはすごく嬉しいですよね。

 

──BRITAINさんがおっしゃったように、結成から20年後に「ひまわり」を演奏している姿というのは、AJさんもNOBさんも想像してなかった?

 

NOB ですね。楽曲的には確実にCURIOの曲はやってるだろうなとは思ってましたけど。

 

AJ 確かに「ひまわり」はバンドで最初に作った曲ですけど、20年後も音楽を続けていたら、「ひまわり」は絶対に演奏してるやろうなっていう。僕、よくある「昔の曲はやりません」みたいなスタンスはあまり好きじゃないんですよ。「(I Can’t Get No) Satisfaction」をやらないROLLING STONESはあり得ないし、せっかくライブに来たのにやってくれないのはちょっと嫌なんで。昨年のワンマンライブではシングル曲を全部やりましたけど、ああいうのがいいですよね。

 

──そのワンマンライブでは、それこそ20年前に作った「ひまわり」と一緒に最新シングルからの楽曲も披露されましたが、どの曲にも共通して感じたのはメロディの強さや歌の強さ。特に90年代の楽曲は今聴いても新鮮でした。

 

BRITAIN そこはやっぱりNOBさんのポテンシャルの高さあってこそでしょうね。個人的技量が勝ってるというか、安心してバンドの一番前を任せられるボーカリストやなと、改めて思いますね。

 

NOB 良い曲っていうのは盤として考えた場合は時代とともに古くなっていくかもしれないですけど、発表された当時に聴いていた人の心には新鮮なまま残っていると思う。そういう意味ではCURIOで作ってきた音楽からは……僕自身もそうですけど、すごく勇気を与えてもらえたり、すごくハッピーにさせてくれたりするんですよね。それこそがCURIOなのかもしれない。

 

──CDはその時代の録音技術や流行の音があるから古く感じてしまうことがあるかもしれないけど、ライブだとその時その時の音で鳴らされる分、曲自体の魅力は決して風化しないと思うんです。歌詞にしろメロディにしろ、CURIOには普遍的な魅力を持つ楽曲がたくさんあると思いますし。

 

AJ ありがとうございます!

 

NOB 嬉しいですね。

 

BRITAIN でもアレンジとかほぼ変えてないですよ。

 

AJ ちょこっと変えるぐらいで。

 

BRITAIN うん。で、キーも変えてないし。当時右も左も分からんながらにやってたことが、今もちゃんと響いてるってところが嬉しいですね。

 

「第2回:結成当時の音楽シーンとオリジナリティ」に続く。

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